まず多いのが、経費の計上漏れです。
オンラインサービスの利用料や電子領収書のみで管理している支出、立替経費の精算漏れなどは特に見落とされやすい傾向があります。
紙の領収書だけを頼りにすると抜けが生じるため、銀行口座やクレジットカードの明細、クラウドサービスの請求履歴などを改めて確認し、必要な経費が正しく反映されているかをチェックすることが重要です。
次に、売上の計上時期の誤りもよくあるミスのひとつです。
売上は「実際に入金された日」ではなく、「商品やサービスを提供した日」で計上するのが原則です。
この認識が曖昧なまま処理を進めてしまうと、税務調査で指摘される可能性が高くなります。
特に年度末前後の取引は、計上時期を慎重に判断する必要があります。また、家事関連費の按分が不適切なケースも多く見られます。
自宅兼事務所の家賃や光熱費、通信費などは、事業で使用している割合を合理的に算出しなければなりません。
根拠のない按分は税務調査で否認されやすいため、使用実態に基づいた割合を設定することが求められます。